IROS Roots Collective

IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点 |(その2)

IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点 |(その2)

1つのドキュメンタリー映画が教えてくれた「考えて行動する大切さ」(2015)(Vol.2)   25歳のときに出会ったドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト 〜ファストファッション 真の代償〜』。 華やかなファッションの裏で、誰かの犠牲の上に成り立つ大量生産・大量消費、深刻な環境汚染や人権問題があることを知りました。それは僕の洋服に対する行動や意識を大きく変えるきっかけとなりました。 「世界を直接見て感じたい」——その想いが膨らみ、会社を辞め、英語が話せないまま海外へ飛び出しました。不安よりも喜びが大きかったのは、人と自然に愛をもって生きる仲間に世界各地で出会えたからです。言葉や国を超えて「心でつながることの大切さ」を教えてくれたのは、彼らとの出会いでした。この2つの経験——「モノを育てることの価値」と「自分の行動が世界をつくること」。それはIROS DYEINGというブランドを築く大きな礎になっています。   自然が育んだ色を使い、愛情を込めて。IROS DYEINGは、染めを通してその価値を皆さまへお届けします。

IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点 |(その2)

1つのドキュメンタリー映画が教えてくれた「考えて行動する大切さ」(2015)(Vol.2)   25歳のときに出会ったドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト 〜ファストファッション 真の代償〜』。 華やかなファッションの裏で、誰かの犠牲の上に成り立つ大量生産・大量消費、深刻な環境汚染や人権問題があることを知りました。それは僕の洋服に対する行動や意識を大きく変えるきっかけとなりました。 「世界を直接見て感じたい」——その想いが膨らみ、会社を辞め、英語が話せないまま海外へ飛び出しました。不安よりも喜びが大きかったのは、人と自然に愛をもって生きる仲間に世界各地で出会えたからです。言葉や国を超えて「心でつながることの大切さ」を教えてくれたのは、彼らとの出会いでした。この2つの経験——「モノを育てることの価値」と「自分の行動が世界をつくること」。それはIROS DYEINGというブランドを築く大きな礎になっています。   自然が育んだ色を使い、愛情を込めて。IROS DYEINGは、染めを通してその価値を皆さまへお届けします。

IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点 | (その1)

IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点 | (その1)

『IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点』1つのグラブが教えてくれた「モノを育てる価値」(1996〜2012) (Vol.1)   まず1つ目は小学1年生のとき、両親に初めて買ってもらった野球のグラブにあります。「日本一になりたい」との思いで、大学卒業まで16年間打ち込んだ野球生活の中心には、いつもそのグラブがありました。 泥だらけになったら丁寧に手入れし、使い込むほどに自分の手に馴染み、色や形が唯一無二のものへと育っていく。その過程で僕は「モノは手をかければ育っていく」「愛着は時間をかけて生まれる」という感覚を自然と学びました。 グラブと向き合った時間が、僕にとってモノとの関係性を考えるきっかけになったのです。そして、やりたいことを好きなだけやらせてくれた両親への感謝も、この経験から強く心に刻まれました。 IROS DYEINGでは、このとき得た「手をかけて育てる価値」を、染めを通して皆さまに届けたいと考えています。   _______________________________   The Two Foundations of IROS DYEING (Vol.1) The Glove That Taught Me the Value of Nurturing Things (1996–2012)...

IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点 | (その1)

『IROS DYEINGを築くことになった、2つの原点』1つのグラブが教えてくれた「モノを育てる価値」(1996〜2012) (Vol.1)   まず1つ目は小学1年生のとき、両親に初めて買ってもらった野球のグラブにあります。「日本一になりたい」との思いで、大学卒業まで16年間打ち込んだ野球生活の中心には、いつもそのグラブがありました。 泥だらけになったら丁寧に手入れし、使い込むほどに自分の手に馴染み、色や形が唯一無二のものへと育っていく。その過程で僕は「モノは手をかければ育っていく」「愛着は時間をかけて生まれる」という感覚を自然と学びました。 グラブと向き合った時間が、僕にとってモノとの関係性を考えるきっかけになったのです。そして、やりたいことを好きなだけやらせてくれた両親への感謝も、この経験から強く心に刻まれました。 IROS DYEINGでは、このとき得た「手をかけて育てる価値」を、染めを通して皆さまに届けたいと考えています。   _______________________________   The Two Foundations of IROS DYEING (Vol.1) The Glove That Taught Me the Value of Nurturing Things (1996–2012)...

IROS Roots Collective|新たな技術を求めて

IROS Roots Collective|新たな技術を求めて

今回学んだのは、次の4つの染め技法。それぞれが全く違う表情を持っていて、手に馴染ませるだけでも何度も試行錯誤が必要でした。

IROS Roots Collective|新たな技術を求めて

今回学んだのは、次の4つの染め技法。それぞれが全く違う表情を持っていて、手に馴染ませるだけでも何度も試行錯誤が必要でした。